私の中にあるもの 39 

なんでこんなことになってしまったんだろう。
私が一人でしてたから?
性欲が抑えられないような淫らな女だから?
たまらない程の惨めさに頭の中は埋められているはずなのに、さっきから繰り返される同時に与えられる刺激に次第に体が熱を帯び始めていた。
「ふっ・・んー・・・」
声を出さないように唇を噛みしめようとしたが、どうしても息に喘ぎがまじってしまうのだった。
無意識に閉じていた目蓋を開いて自分の体を見下ろすと私の胸にむしゃぶりついていたままこちらを見上げる裕二の視線と視線が合ってしまった。裕二は私の顔をじっと観察していたのだろうか。
今まで見たことのないような獰猛さを裕二の目に見付けてしまったようで、慌てて顔を背けるとすぐに裕二が顔を近づけて、私の唇に指を這わせた。
「声、我慢するなよ。」
再び胸に顔を戻すと、それまで乳房全体を動いていた舌と指が頂だけを玩び始めて、もう片方の手は割れ目の端に隠れていた陰核を探し出してた。途端に背筋を鋭い痺れのようなものが走り、意思に反して体がひきつった。いつもなら、裕二の愛撫から逃れるために彼の物に手を伸ばしているはずだった。こんなに長い時間触られることを制止しなかったことはない。
「やっだめっっ!あっあっあっやめてっ」
気が付くと足首で留まっていた衣類はなくなっていた。両足の間に裕二の体が割って入っていて、足を閉じることはできない。
「あっあーーー!」
うねるように迫ってくる熱の固まりに捉えられる。ひとりエッチの時よりもその瞬間へ到達する高まり方が性急で、全身を襲った痺れが引くのにも時間がかかっているような気がした。
「いったんだ。」
少しずつ鮮明になる意識の中で裕二の声が聞こえた。
裕二の指はそれでもまだ動いていて解放されたばかりの感覚がまた急激に蘇ってきた。
「ゆう、じ、やめて・・」
辛うじて出た言葉に、裕二がこちらを見た。しかし手は離れるどころか、それまで触れていなかったくぼみに指を差し込まれてしまった。
「すげー。」
裕二の指をすんなりと迎えたそこは、にじみ出るものでどろどろになっているのが、自分でも感じられた。
「めっちゃ濡れてるよ。」
裕二の声にわくわくしたような響きが混じっていた。
指が2本に増やされて奥まで一気に差し入れられる。
「ああーーーっ」
強い衝撃に体がのけぞった。全く容赦ない速さで指が出し入れされる。襞が指で擦られると次々に
痺れが生まれ出してくるが、それを受け止められないまま体が痙攣を始める。
「いやっやっやっ、ああああーーーー!」
どこかに吹き飛ばされてしまいそうな激流にまた、頭の中が真っ白になってしまった。
「またいっちゃったね。」
裕二が私を見下ろしているのがようやく開いた目蓋の隙間から確認できた。
「理恵、すごい濡れ方。」
裕二の指が分泌液を掻き出すように動く。
「あんっ」
どんな緩い刺激にも反応してしまうほど、体全体が敏感になってしまっている。自分がどんな状態にあるのか明確に把握できず、それが恐ろしくてたまらない。
体を起こそうとしたが腕をあげたままではうまく反動がつけられなかった。
「ねえ裕二、これとって。」
両腕を前に突き出すと、シャツを引き抜いてくれた。腕から離れたTシャツをそのままソファーの下に落とすと、裕二はそのまま私の肩を押さえ込んだ。
自由になった手を後ろに突いて体を起こそうとしていたのに、また動けなくなってしまう。
「もういいって。」
裕二の体を引き離そうと腕を突っぱねるが、力が入らない。
「もっと感じさせてやるよ。」
言葉と同時にまた指が私のぬかるみに入れられた。
「やっ・・・・」
私の中の水音が響く。愛液は割れ目から滴り出しその周辺も濡らしてしまっているようだ。そこら辺が妙にひんやりしている。
行き場のない手でソファーを掴もうとしたのに、指が無駄に表布を引っ掻く。
押さえられていた肩がふっと軽くなったのを不思議に思い目を開けると、裕二の体は腰の方に下がっていた。ぼんやりしていた思考が一気に明確になり、必死で裕二の頭を突っぱねる。
それだけは駄目だ。
「やめて、きたない!」
裕二は顔をこちらに向けると、「だいじょうぶ。」とだけ言って再び顔をうずめた。
腰を両手でがっちりと捕まれて固定されてしまうと、手で裕二の頭をどけようと突っぱねようとしたが、突然もたらされた触感に力が抜けてしまった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック